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※2018/07/24追記※

気に入ったスタイルのウィッグを買ったけど、
どうも前髪だけがしっくりこない…なんて
思ったことはありませんか?
ウィッグだからスタイルが決まっているし
仕方がないと諦めてしまいがちです。

\そこで朗報です!/

人毛を使用したウィッグも、
耐熱ファイバーを使用したウィッグも
毛自体はカットをすることができます。
前髪のちょっとした長さの調整もできちゃいます。
もちろんウィッグ全体にカットを施して
大きくスタイルチェンジすることもできます!

大きくスタイルを変えるとなると
カットの技術が必要ですが、
前髪だけならコツをつかめばセルフカットが可能です。

今回は前髪のセルフカットの方法についてご紹介します。

ウィッグの前髪はカットできる!
自分に似合わせセルフカットの方法

前髪は顔の印象を左右する重要な役割を果たしています。
前髪のスタイルは、人によって
似合う似合わないがあります。

当然ですが、
ウィッグだと形が決まっているので
万人に似合うわけではありませんね。

そこで、ウィッグの前髪をカットして微調整することで、
自分に似合う長さやスタイルにすることができます。

ちょっとだけ前髪の長さを短くしたり
毛先を軽くしたりできたら、
お気に入りのウィッグが
もっと自分にしっくりきて満足度が上がります。

それでは、ウィッグの前髪を
自分仕様にカットする方法をご紹介します。

ウィッグの前髪を切るときに必要な道具と下準備

ウィッグの前髪をセルフカットするときは、
道具を揃えて下準備をしておきましょう。
いざカットをするときにモタモタせずに済みます。

ウィッグをカットするときに必要な道具

1.ハサミと梳きバサミ
2.ウィッグ専用コーム
3.ヘアクリップ
4.新聞紙や受け紙
5.水を入れた霧吹き
6.ウィッグスタンド

1.ウィッグをカットするハサミは梳きバサミが便利

ウィッグのカットには、梳きバサミがあれば便利です。
毛先が揃い過ぎないように
自然になじむようにカットするのが目的です。
毛先が揃い過ぎると、毛束感が有り過ぎて野暮ったくなったり、
前髪に動きがなくなったりします。

2.ウィッグブラシで静電気防止

ウィッグをとかすには、
できればウィッグ専用のブラシがおすすめです。

ウィッグ専用ブラシBR-01 【ケアアイテム】

ファイバーを使用したウィッグだと
クシを通すと静電気が発生するので、
ブラシ部分が金属製のもので静電気を防止しましょう。

3.ヘアクリップで邪魔になる毛を留めておく

前髪部分のみをカットするとき、
サイドの毛や、カットをしたくない部分もあったりします。
その部分はクリップで留めて避けておき、
間違ってカットしてしまうことを防ぎましょう。

4.新聞紙や受け紙を用意して
カットした毛が散らばらないようにする

切った毛が床一面に散らばってしまうのは悪夢です。
カーペットの上だと掃除するのも一苦労!
そうならないように、カットをする時は、
毛が落ちても大丈夫なように、
下に新聞紙などを広げて敷いておくといいでしょう。

5.水を入れた霧吹きがあると便利

カットをする時は、
たいていウィッグの毛が乾いた状態でのドライカットをします。
ウィッグにボリュームがあり過ぎて
カットしづらいときは、
ウィッグに少し水分を含ませると収まりが良くなります。
水を霧吹きに入れて用意しておくと便利です。

6.ウィッグスタンドを使用すると後ろの毛もカットできる

あれば便利なのがウィッグスタンドです。
前髪ではなく、後ろやサイドの毛の長さを少し調整したいときに、
ウィッグスタンドにウィッグを掛けてカットします。
後ろの毛を自分でカットすることはなかなかできるものではありません。

ウィッグ用スタンド 【ディスプレイ】

ウィッグをカットする前に、雑誌の切り抜きなどで
なりたいイメージ作りの下準備!

自分のなりたいイメージがブレないように、
雑誌の切り抜きなどを用意しておくのがおすすめです。
カットを進めるにつれて、長さはこれぐらいだったかな~と迷う内に、
最初に決めていた長さよりも段々と短く切ってしまうこともあります。

オールウィッグ【ナチュラルショート】A-676耐熱

オールウィッグA-676ナチュラルショート

そうならないように、
なりたいスタイルを確認できるように
写真や切り抜きなどを用意しましょう。

ウィッグの前髪を自分でカットする方法

道具を揃えて下準備が整えば、
いよいよウィッグのカットを始めます。
セルフカットなので、
技術を要する難しいカットの仕方ではなく、
少しのコツと度胸でカットする方法をご紹介します。

ウィッグの前髪は中央から両サイドの順でカットする

ウィッグの前髪は、まず中央からハサミを入れていきます。
中央の長さを決めて、その長さからずれないように
両サイドの前髪をカットしていきます。

中央からサイドにカットする箇所を
段々とズラしていくようにします。
中央寄りの右側をカットしたら
次は左の中央寄りをカット、
その次はややサイド寄りの右側をカット、
さらに反対側の左をカット…というように、
左右対称の長さになるように交互にカットしていきます。

カットは、少量ずつの毛束に分けて
カットするようにしましょう。
一気にカットするのではなく、
様子を見ながら進めていくと
大きく失敗することを避けることができます。

前髪の量感を調整するにはハサミを縦に深く入れてカット

前髪の長さを切り揃えたあとは、
毛量を調整することをおすすめします。
その際は、ハサミを入れる部分は
少量の毛束をとって人差し指と中指で挟むようにし、
カットする部分が動いてずれないように固定します。

毛先から2~4㎝ぐらいの深さのところまで、
ハサミを縦に入れてカットします。
ハサミを入れる深さによって量感も変わります。
前髪の量感を少なめの印象にしたい場合は、
3~4㎝ぐらいの深さにハサミを入れるといいでしょう。

少しずつハサミを左右にずらしてカットします。
カットする毛量を多めにすると、
パツンと切れて揃ってしまいます。
前髪を上下にブロッキングし、
下をカットしてから上をカットするなど、
分けてカットするのもおすすめです。
一度にカットする量を減らすと失敗が少なくなります。

毛先の微調整には梳きバサミが便利

前髪を好みの長さにカットして切り揃えただけでは、
毛先はパツンと揃ったままです。
毛先に自然な不揃い感やシャギー感を出すには、
梳きバサミを使うのがおすすめです。

毛先の1~2㎝ぐらいの深さに
通常のハサミを縦に入れて、
少しずつカットしていくこともできます。
このカットの方法が苦手な場合は、
カットできる毛量が決まっている
梳きバサミを使えば切り過ぎを防ぐことができます。

梳きバサミは、
一度の開閉でカットする毛束の内の何%をカットするのかが
仕様によって決まっています。
一度に梳く毛量を減らすと当然失敗も少なくなります。
初心者の方は、梳く毛量の%が
低いものを使用すると良いでしょう。

梳きバサミも少しずつカットする箇所を
ずらしていくように使用します。
同じところに何回もハサミを入れると結局揃ってしまいます。

まとめ

ウィッグの前髪ぐらいなら
自分でカットしたいと思っても、
失敗したくないのでなかなか踏み切れないものです。
でもセルフカットのコツを抑えれば、
自分に似合う長さやシャギー感にカットすることができます。

慣れてしまえば、ざくざくのオン眉前髪や
トレンドのシースルー前髪なんかにも挑戦したいですよね♡

 

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あくまで少量ずつをカットしていくことを念頭において、
ウィッグの前髪が自分に似合うよう
セルフカットに挑戦してみてくださいね。
不器用過ぎる場合は、ムリせず美容師さんにお任せしましょう!

実際にカットをしてしまう前に
前髪ウィッグを使って似合う前髪をシュミレーションするのもオススメです。