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普段使いとしておしゃれのためにウィッグをかぶるにあたって、「ウィッグをつけている」ということがバレないかどうかがポイントになります。周りにバレないためには自然なウィッグに仕上げることが大切です。

ウィッグを自然に見せるためには、ウィッグの選び方から始まり、さらには、ウィッグをかぶる時の自毛のまとめ方、もちろんかぶり方もかなり重要なポイントになります。

今回は、初心者でも分かる、自然なウィッグの選び方や、自毛のまとめ方、ウィッグのかぶり方をご紹介します。

自然なウィッグの選び方5つ

1.自分の購入条件や用途に合った金額のウィッグを選ぶ

安価なウィッグは不自然になるのではないかと思われがちですが、最近のものはコストパフォーマンスが良いものも多く、安いからといって、不自然なウィッグとは限りません。

シチュエーションや用途を考え、そこから自分に合ったものを見つけることが大切です。

2.つむじ部分が自然なウィッグを選ぶ

自然なウィッグの基本はつむじにあります。ウィッグだとバレてしまうときは、つむじが原因であることが多いのです。
上から見られた際に、不自然なつむじだと「ん?アレ?」なんて思われてしまったりします。

自然な見た目のつむじを選ぶためには5つのポイントに注目してみましょう。
1.毛が詰まってつむじがつぶれていないか。
2.生え際が自然である。
3.分け目がある。
4.髪の流れに沿っているか。
5.本物の頭皮のような自然さがある。
この5つのポイントを押さえた自然に見えるつむじ部分なら、ウィッグだとバレにくくなります。

自然なつむじ

3.毛に自然なツヤのあるウィッグを選ぶ

これは見落としがちな点なのですが、毛のツヤやテカリもとても重要なポイントです。

ウィッグは人毛と人工毛がありますが、人工毛は人毛に比べてテカリが強くなります。いわゆる髪にできる天使の輪がクッキリで、ウィッグ特有のテカリが出ます。

光を当てた時に、クッキリしすぎる天使の輪ができる場合は不自然なウィッグと分類したほうが良いでしょう。自然なツヤが出ているウィッグを選ぶようにしてください。

4.サイズ調整ができるウィッグを選ぶ

これは意外と重要なポイントです。ウィッグがずれているために周囲にばれてしまうこともあるのです。
毛質が良くても、ウィッグ自体が頭の形に沿っていない場合は、さすがにウィッグだとバレてしまいます。

おすすめはアジャスターが付いているウィッグです。
自分の頭の大きさに合わせて調整が可能なので、フィットしやすく、自然なウィッグとして装着できます。簡単に調整ができるのでぜひこれがついたものを試してみてください。

サイズ調整のできるアジャスター付き

5.自毛の色に近いウィッグの毛色を選ぶ

やはり自毛の色に近いウィッグの方が、周囲にバレにくく、自毛に馴染んで自然です。
黒髪の方が明るい色のウィッグをかぶる際は、こめかみの薄い自毛などがウィッグのキャップからはみ出て残りがちになるため、全く違う色の髪の毛が残っていると、不自然に見えてしまいます。

ウィッグ初心者さんなら、かぶるのが慣れるまで自毛に近い色のウィッグを選ぶのも自然に見せるコツです。
もし地毛とかなり明るさの違う色を選ぶ場合は、マスカラや眉毛をウィッグの色に近い色にすることで、自然に見せる工夫をしてみましょう。

部分ウィッグを着ける場合は、自毛の色に近い色を選んでなじませることが必須です。

自然なウィッグにみせる自毛のまとめ方

自然にウィッグをかぶるためには、自毛をうまくまとめることが必要です。
慣れないと、自毛が綺麗にウィッグに入りきらず、ちらりと見える自毛から、ウィッグとバレてしまうこともしばしば。

また、まとめた自毛をバランス良く分散させられずに頭の形がいびつになると、「あれ?ウィッグかぶってる?」という指摘を受けることになってしまいます。

それでは、ウィッグの型ごとに、自毛の長さ別のまとめ方をご紹介します。

フルウィッグの場合の自毛のまとめ方

〜自毛がショートヘア編〜

ショートヘアの場合は自毛をヘアピンでまとめるだけでも大丈夫です。
しかし、ヘアネットを使う方が、ウィッグのシルエットをより綺麗に見せることができ、またウィッグのズレ防止になります。ヘアネットは、ウィッグをかぶる前に、自毛をまとめてウィッグを被りやすくしてくれます。

まずはヘアピンでまとめる場合です。
最初に自毛をブラッシングして整えます。そして前髪を半分に分け、スモールピンなどのヘアピンでとめます。左右の髪も耳の後ろで、ヘアピンで留めてください。そしてえり足の髪もヘアピンで留めます。
長い場合は髪を折り返し、厚みが出ないようにまとめましょう。できるだけボリュームを抑えるとウィッグを装着しやすくなります。

次にヘアネットでまとめる場合です。
まずは、ヘアネットのゴムが付いている方を下にし、両手でネットを広げるようにして、首まで通しましょう。首までとおしたら、ゴムの部分をウィッグの境目にしたい部分まで上げます。髪を中に入れながら、額やサイド、襟足部分に合わせて生え際までヘアネットを引き上げます。

ヘアネットは上にずれやすいため、要所をヘアピンで固定しましょう。前部分・両サイド・えり足部分をヘアピンで留めると良いでしょう。ピン先は髪の中へ納めるようにしましょう。

固定が出来たら、ヘアネットの端を持ち上げて、髪とネットを一緒に折るようにまとめ、先をヘアピンでとめます。この時、かぶったウィッグの形が美しくなるように、ネットの中にまとめた髪にでこぼこが無いように均一に整えましょう。

ウィッグネットでの自毛のまとめ方

〜自毛がロングヘア編〜

ショートカットに比べて、ロングヘアの場合は少し慣れが必要になってきます。

ヘアネットを使った基本的なまとめかたをご紹介します。
まずはヘアネットのゴムの付いている方を下にし、ヘアネットを両手で広げ、首まで通します。両サイドや後ろの毛など自毛がヘアネットに挟み込まれた場合はヘアネットの上に引き出してください。髪を中に入れながら、額や襟足の生え際にゴム部分がくるように、ヘアネットを上に引き上げてください。
ショートヘアの場合のまとめ方と要領は同じです。

ヘアネットは上にずれていきますので、ヘアピンで留めます。前・両サイド・えり足部分をヘアピンで留め、ピン先は髪の中に収めましょう。
次にヘアネットの先を持ち上げ、髪と一緒にネットを前へ折り曲げてまとめ、先をヘアピンで留めます。この時、髪が上手く分散するように折り曲げていきましょう。

最後にまとめた形を鏡などで確認してください。ヘアネットの中の自毛がでこぼこにならないように整えましょう。後頭部の上のあたりに少しボリュームをつけると自然で綺麗なラインに仕上がります。

ウィッグネットの着け方

ハーフウィッグの場合の自毛のまとめ方

ハーフウィッグは自毛の前髪を生かし、半頭を覆うように耳の後ろの辺りで装着するウィッグです。
髪をロングにする時によく使われます。

今回の髪のまとめ方はセミロングの方を中心にご紹介します。
まずは、前髪と耳のあたりまでのサイドの自毛をまとめて避けておきます。前髪はウィッグの中に入れないため、一旦まとめ、後でウィッグの毛と馴染ませるようにします。後ろの髪は、お団子を作るようにして、えり足付近にまとめます。

髪が長めの方は、まとめやすくするため二つに分けて、三つ編みを作り、後頭部にクロスする形にしてヘアピンで留めましょう。まとめた前髪・サイドラインの境目あたりにウィッグを装着していきます。

ハーフウィッグの場合は、後ろの自毛がウィッグの毛と混じらないように、しっかりとまとめて固定しておきましょう。
回数を重ねていくうちに、自毛のまとめ方やまとめる位置など、ここだというポイントが分かってきますので、自分に合ったまとめ方を探ってみましょう

ハーフウィッグの着け方

自然なウィッグにみせるかぶり方のコツ6つ

フルウィッグをかぶるとき、自然に見せるにはコツがあります。特につむじ部分がポイントです。ハーフウィッグなどは自毛が少し見えているため、自然な感じがします。つむじが自毛の場合、それだけで、ウィッグをかぶっても自然に見せることができます。
これを踏まえてフルウィッグの自然なかぶり方のコツをご紹介します。

1.アジャスターをしっかりと締める

上記で自毛のまとめ方をご紹介しましたが、フルウィッグをかぶることによって、頭全体を大きく見せないためにも、自毛のまとめ方は重要になります。

頭の形に沿わせるように自毛をまとめ、頭のラインが綺麗に出るようにまとめましょう。ヘアネットを着用することで、自然な頭の形に近づけます。ウィッグをかぶった後は、アジャスターを自分の頭のサイズに合わせて締めましょう。

サイズ調節をすることで、不自然なボリュームが抑えられ、ウィッグのズレも防止できます。ウィッグだけが浮いているような不自然感の回避ができます。

2.帽子やカチューシャ等の小物を活用する

先ほど述べたように、フルウィッグをかぶるときは、つむじ部分がポイントになります。フルウィッグをかぶっていて、不自然だと気になる部分はやはり「つむじ」なのです。

フルウィッグのつむじ部分は、自然に見せるように人工頭皮が使用されています。一般的にはシリコンなどの人工ラバーで作られています。そうすることで、頭皮から毛が生えているような雰囲気を出しています。

ウィッグメーカーによりますが、頭頂部に直径5cmほどの大きさで施されています。他の部分は柔らかいネットやキャップのレーン上に毛が縫製されている構造になっています。このように自然感を出す工夫はされているのですが、やはり人工感があると感じる場合もあります。

そんなときは、帽子をかぶってしまうのもウィッグを自然に見せる簡単な方法となります。
その他カチューシャ等を使って、頭頂部を隠せる小物を活用するのも自然に見せる方法です。

3.跳ねた毛を作ってウィッグの毛に動きを出す

ウィッグが不自然に見えるのは、自然に生えている髪と異なり、生え揃いすぎているところもあります。

その不自然さを自然に見せるために、わざと跳ねた毛を作ります。いわゆる「アホ毛」を自ら作り出すのです。フルウィッグの綺麗な髪質を乱してあげることによって、リアル感が増します。

ウィッグ着用後に軽くつむじのあたりから毛をつまんだり、サイドにもあえて崩しをいれることで無造作感を出し、整いすぎてない自然なヘアスタイルに見えます。

人間は感覚によって些細な違いに反応し、違和感を覚えます。そして、自然界に完全なものは存在しません。人間の顔を左右対称にすると違和感を覚えるのもそのためです。ウィッグの毛を無造作にしたり、この細かな演出をすることで、私たちはウィッグをより自然なものと感じることができるのです。

4.つむじ部分の人工頭皮周りの毛の根元をふんわりさせる

やはりここでもネックはつむじ周りとなります。
フルウィッグは、人間のつむじと比べて、つむじがペタっとしている場合があります。人間のつむじは根元の毛は少し立ち上がり、立体的にふわっとしています。ペタっとした感じはフルウィッグの不自然感を助長しかねません。

人工頭皮の周りをヘアアイロンなどを使いふんわりとさせましょう。
ヘアアイロンを使用する時は、人工頭皮の耐熱性をよく確認してからにしましょう。熱で溶けてしまわないように注意することが必要です。このつむじ周りのふんわり感と跳ね毛の作成で、かなり自然な装いになります。

ウィッグにふんわり感や無造作感を出します

5.カールのウィッグは毛先をほぐしてより自然に

カールがかかっているフルウィッグの場合は、カールが綺麗に整って巻かれており、カールも自毛に比べるとかなり強めに出ています。

これはフルウィッグに限ったことではなく、ポイントウィッグも同じような傾向がありますので、ウィッグを被った後にはブラッシングをして、毛先をほぐすことで、より自然に見せることができます。

毛先のカールをほぐします

6.人工毛ウィッグの毛のツヤを消して自然にみせる

人工毛はウィッグ特有のテカリがあります。天使の輪が綺麗すぎるほどにできると、不自然に見えてしまいます。このような場合は、もったいないですがツヤを消しましょう。

パウダー入りのデオドラントスプレーをフルウィッグに振ってみることも裏技です。
コーティングされることにより、人工毛の表面にでこぼこができるため、光の反射が、乱反射となるのです。そうすることで、不自然な天使の輪は少しぼやけた自然な輪になります。
またパウダーが付着することにより艶を抑えたマットな見た目になります。

まとめ

ウィッグを自然に見せる方法をご紹介しましたが、少しスタイルをアレンジしただけでもより自然に見せることができます。ファッションウィッグはイメチェンの手軽なアイテムですから、より自然に見える自分のやり方を試してみてください。