プリシラウィッグを医療用ウィッグとしてお使いいただいている方から、ときどき聞かれる疑問があります。
「CT検査やMRI検査って、ウィッグを着けたまま受けられる?」
「検査の前に外さないといけないの?」
病院で検査を受けるだけでも緊張するのに、ウィッグをどうすればいいのか分からないと、さらに不安になってしまいますよね。
今回は、脱毛症・抜毛症・乏毛症・無毛症など髪に悩みを抱えている方や、抗がん剤治療の副作用による脱毛を経験された方など、日常的にウィッグを使用しているヘアロス当事者さんへアンケートを行いました。
今回も選択式ではなく、すべて自由記入で回答していただいています。
この記事で紹介するアンケート結果は、当事者さんそれぞれの体験談です。
CT・MRI検査でウィッグを着用できるかどうかは、検査の種類・撮影部位・ウィッグの素材やパーツ・医療機関のルールなどによって異なります。実際に検査を受ける際は、必ず事前に病院や検査担当者へ確認してください。
この記事の目次
CT・MRI検査時はどうしてる?
ヘアロス当事者さん72名への自由回答アンケート
40.3%
20.8%
13.9%
11.1%
8.3%
5.6%
※自由記入の回答を内容ごとに分類して集計しています。
NO.1 / 40.3%
ウィッグを外して受ける
一番多かったのは、約4割の方が回答した「ウィッグを外して受ける」という方法でした。
「病院から外すように言われた」という方もいれば、検査によっては「着けたままで大丈夫だった」という方もいて、対応はさまざま。
検査当日に「外してください」と言われて慌ててしまうよりも、予約時や受付時に、
「普段ウィッグを使用していますが、検査中も着用できますか?」
と事前に伝えておくと安心です。
NO.2 / 20.8%
ウィッグを着けたまま受けられた
次に多かったのは、着けていったウィッグをそのまま外さずに検査を受けられたという回答でした。
ただし、特にMRI検査では金属類に注意が必要です。
MRIは非常に強い磁場を使って撮影するため、ヘアピンや金属製の留め具などは検査室へ持ち込めません。
そのため、ウィッグに金属クリップ・ワイヤー・ホックなどが使われている場合や、素材が分からない場合には、自己判断せずに検査担当者へ必ず伝えましょう。
ウィッグに使われている素材が分からない場合は、検査前にメーカーへ確認しておくとスムーズです。
PRISILA POINT
プリシラの帽子ウィッグは、現行商品で金属素材不使用の仕様となっています。
ただし、実際に検査中も着用できるかどうかは医療機関の判断が最優先です。金属不使用だからと自己判断せず、検査前に病院へ確認してくださいね。
NO.3 / 13.9%
検査を受けたことがない
今回のアンケートは、脱毛症・抜毛症などのヘアロス当事者さんと、抗がん剤治療による脱毛を経験された方の両方に回答いただいています。
そのため、「まだCTやMRI検査を受けたことがない」という回答も多くありました。
今すぐ検査の予定がなくても、「検査によってはウィッグの確認が必要になる」ということを知っておくだけで、いざというときの安心につながりそうです。
NO.4 / 11.1%
金具がついていないウィッグで受ける
4位は、金属パーツが使われていないウィッグを選んで検査へ行くという回答。
アジャスターが面ファスナー仕様だったり、金属クリップやワイヤーを使用していなかったりと、ウィッグによって内部のパーツは異なります。
普段使っているウィッグとは別に、「病院へ行くとき用」として金属を使用していないウィッグを用意している方もいるようです。
ただし「金属がない=必ずMRI・CTで着用できる」という意味ではありません。安全確認や検査画像への影響などもあるため、最終的な着用可否は必ず検査施設へ確認しましょう!
NO.5 / 8.3%
帽子やバンダナに着け替える
ウィッグは外し、ケア帽子やバンダナなどへ着け替えて検査を受けるという方もいらっしゃいました。
「人前で素頭になることには抵抗がある」という方にとって、ウィッグ以外の選択肢をあらかじめ準備しておくと安心できそうですね。
アンケートの中には、「首から下を撮影するCTではウィッグを着けたまま受けられた」という具体的な体験談もありました。
ただし、CTでは撮影する場所の近くにある金属などが画像へ影響する場合もあります。撮影部位や検査内容によって対応は変わるため、こちらも事前確認が必要です。
NO.6 / 5.6%
検査内容などの条件によって着用できた
こちらも「CTでは着けたままで大丈夫だった」「この検査では外さなくてよかった」など、検査内容によって対応が違ったという回答です。
反対に、「CTでも外してくださいと言われた」という方も。
同じCT・MRIという名前の検査でも、撮影する部位や施設のルールなどによって対応が異なることが、今回のアンケートからも分かります。
CTとMRIでは
注意するポイントが違います
MRI
強い磁場を使う検査。
金属類は安全性や画像への影響の問題があるため、検査前の確認がとても重要です。ウィッグの内部に金属パーツがあるか分からない場合も、必ず申告しましょう。
CT
X線を使って撮影する検査。
MRIのような強い磁場は使用しませんが、撮影部位の近くにある金属などが画像へ影響することがあります。撮影場所や検査内容によって外すよう案内される場合があります。
📝迷ったら「検査前に病院へ確認」が安心です
ウィッグを楽しむ期間

脱毛症や抜毛症と付き合っている期間、抗がん剤治療による脱毛を経験している期間。
いつまで続くのか分からないこともあるその時間は、多くの方にとって「ウィッグと付き合う期間」でもあります。
「ウィッグ」「かつら」と聞くと、どうしても「コンプレックスを隠すもの」「髪の悩みをカバーするもの」というイメージを持たれることがあります。
もちろん、それもウィッグの大切な役割。
でも、使い慣れてくると「髪型を自由に変えられるファッションアイテム」として楽しむこともできます。
今日は明るめショート。
明日は黒髪ストレート。
次はピンクのグラデーション♡
その日の気分や洋服に合わせて、地毛ではなかなか挑戦しにくい髪型を楽しめるのもウィッグならでは。
脱毛期間を終えてウィッグを卒業される方もいれば、ウィッグの便利さや楽しさを知り、治療後もファッションとして使い続ける方もいらっしゃいます。
洋服やコスメを選ぶように、髪型も自由に選ぶ。
ウィッグがそんな選択肢のひとつになれば嬉しいです♡

