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イベント概要
円形脱毛症、抜毛症、先天性乏毛症、治療の副作用による脱毛など、様々な理由で髪の毛や体毛がなくなってしまうヘアロスについて知ってもらうため、アメリカやイギリスなどの海外にならい毎年9月を「ヘアロス啓発月間」と定め、2022年よりイベントを開催されています。
このイベントを通して、髪の毛や体毛に悩みを抱えている当事者やそのご家族が仲間とつながり、自分らしく心地よく過ごしていける人を増やしたり、ヘアロスに対する偏見や差別を無くし、ヘアロスに理解のある社会づくりを目指すイベントです。
会場:東京渋谷ストリーム前稲荷橋広場
日時:2023年9月23日(土)12時~17時ブースは11時頃より稼働
主催:Alopecia Style Project Japan(ASPJ)
・・・ASPJとは・・・
様々な理由により髪を失った方々やそのご家族のためのコミュニティサイトを運営している団体
2023年の今年は、渋谷駅周辺でのパレード・スペシャルゲストの大人気インフルエンサー「カマたく」さんによるトークショー・美容学生によるキッズ向けのヘアメイク体験・協賛企業によるブースでのウィッグ展示&販売等が行われました。
ヘアロスパレード実施
イベントのフラッグを掲げ、ヘアロス当事者の方やそのご家族・関係者の方で1時間ほどパレードが行われ、様々な理由で髪の毛や体毛がなくなってしまう「ヘアロス」の啓もう活動が実施されました。
プリシラはブース準備があり泣く泣く参加を見送ったのですが、パレードから戻って来られた皆さん晴れやかなお顔がとても印象的でした。
カマたくさんのトークショー
個人的にとても楽しみにしていたカマたくさんのトークショー!
ヘアロスキッズのRIRICOちゃんやASPJ代表の土屋光子さんと3人で繰り広げられました。
ご自身も円形脱毛症・抜毛症であることを公表されているカマたくさんからは、「髪がないことは何も特別なことではない」「髪がない状況に悩むのではなく、その悩みの先にある自分はどうしたいのかという目的意識を持ち行動することが、自分の明るい未来につながっていく」というお話がとても印象的でした。
カマたくさんのお話はヘアロス当事者の方だけでなくどんな人にも通用する考え方がベースにあり、参加者の皆が共感・勇気づけられた内容でした。(私も。)
キッズ向けヘアメイク&ファッションショー
3歳から13歳までのキッズ(総勢26名)を公募で募集し、美容学校の学生によるヘアメイクを実施されており、イベントテーマである「ジブン色をみつけよう!COLOR FUN!」から、それぞれのジブン色のファッションに着替え、ランウェイを歩かれていました。
ブースを稼働しながらなのでチラチラと横から眺めて、ステージを歩かれている方々の楽しそうな様子を拝見しました♡
頑張って歩く姿が可愛すぎでした!
プリシラの出店ブース
今回プリシラは新作のオールウィッグ&帽子ウィッグ、人気のグラデーションカラーウィッグ、めちゃ楽インナーエクステ、プチプラ定番の白髪隠しウィッグなど、様々なラインナップを定価の30%~最大60%OFFで販売しました。
どれも試着できるようにしていたのですが、素材やファイバーやもみあげ部分を改良している新作帽子ウィッグが「着け心地が良く、楽で使いやすい」と皆さまに大好評いただきました♡
また、先月新色を発売したばかりの10秒カラーメッシュは目玉として¥100均一で販売し、ヘアロス当事者の方だけではなく一般の方にも多くご購入いただきました。
10秒カラーメッシュはこのイベントのキッズショーでも、スタッフの方々も大勢の方が着けてくださっていました♡
昨年、梅田サロンで実施したASPJさんのヘアロス当事者限定ウィッグ試着交流会にも参加してくれていた柚月ちゃん親子が、当日はずっとプリシラブースのお手伝いをしてくださいました♡
プリシラブースは終始お客様が溢れて、たくさんの方にご試着いただいたりご購入いただいたりと、忙しくさせていただきました。
試着中のお客様をパシャリ。
悩みに悩んで新作のオールウィッグをご購入いただきました♡
ヘアロス当事者の方ともスタッフさんともたくさんお話しさせていただき、とても充実した時間でした。
そして、今回ブースで販売した商品の売上の一部を、主催のASPJさんに寄付させていただきました。
ブース来場者さんの声を一部抜粋
プリシラのブースに来てくださったお客様の嬉しいお声を一部抜粋させていただきます♡
彼女が円形脱毛&抜毛症の当事者でウィッグメーカーまわり話を聞いて触っていますがプリシラのウィッグが一番品質が良く選択肢が多いと感じました。
ありがとうございます。涙 ウィッグのことは何も分からないと言いながら色々調べてくれるパートナー、心強いですね♡ぜひ次回は、池袋店や原宿店に彼女さんとご一緒にお越しくださいね!
10年以上前から愛用しており、品質やデザインの進化に驚かされています。
こちらのお客様は、10年以上前にあった姫路の直営店でお買い物をしてくださっていた超常連さんで、すごく前の商品や旧パッケージのデザイン等を覚えていてくださり涙が出そうなほど嬉しかったです。まだまだその頃は非耐熱が主流の時代だったので、昔からの常連さんだからこそ進化を感じてくださっているのだと思います。
セットをしなくても、そのまま簡単にかぶることができて嬉しいです。
こちらも嬉しいコメント♡自分でセットしたり洗ったりが難しいウィッグは意味がないですからね!手ぐしで簡単に理想のセットが作れる♪プリシラウィッグの自信のポイントです!
通常でも安い帽子ウィッグがさらに安く買えて嬉しかった。当事者には消耗品のような必需品なので、良いものが安く買えるのは嬉しいです。
こちらは帽子ウィッグをご購入いただいたお客様のコメント。抗がん剤治療をされている方には治療費がかさばり、脱毛症等の症状を抱えていて長年ウィッグが手放せない当事者さんにとってはウィッグは消耗品のようなもの。その負担を少しでも軽くしたいという想いも込めて、他のフルウィッグよりも価格を抑えて販売しています。そういった想いが伝わっていてくれてとてもうれしい瞬間でした。
その他にも胸がいっぱいになるお声をたくさん頂戴したのですが、特に印象に残っているものを一部抜粋させていただきました。
皆さまのお声でプリシラはまた頑張れます。特に私が。
これからも「ウィッグで笑顔をつくる」企業として
日本には、脱⽑症・抜⽑症・乏⽑症・無⽑症・治療による副作⽤など、様々な理由により髪に症状を持つヘアロス患者様が人口の約1.2%、人数にすると約15万人ほどいると言われています。
これらは通院した方の統計であるため病院へ行かない方も含めると、当事者はさらに多いと予測されており、実はほとんどが公的支援を得られていない事実があります。
今年はプリシラも、病院や支援センターで実施されるがん患者様のウィッグ相談会や、乳がんの手術跡や脱毛を気にせず交流ができる乙女温泉、カワイク介護さん主催のアピアランスケアグッズや介護用品&サービスのイベント、ASPJさん主催のヘアロスウィッグ試着交流会等々、「医療用ウィッグ」として特化している催しに積極的に参加しています。
2023年は医療用ウィッグページのリニューアルも控えており、さらに医療用のコンテンツや取り組み・活動を充実させ、ヘアロス当事者の方々へ寄り添っていきたいと考えています。
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡